暗くたって1人前。

現代人のノリについていけない一昔前の世界に生きる人間の日々。辛く楽しく、それでも生き抜けたもん勝ち!!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

光るだけで音もせず。


杭州で霊隠寺に行って来ました。

願いを叶えてくれるというお寺で、
私は特に何も祈れませんでした。

ゆったりと穏やかな顔をした仏像はほとんど目に入らず、
目に飛び込んで来るのは、恐ろしい形相をした神様ばかり。

彼らはぼくが通り過ぎるまで
ずっとぼくを目で追いかけていました。



以前、ぼくが生まれてはじめて男の子と付き合った頃、
静安寺という上海市内のビジネス街にたつ綺羅びやかな
お寺に遊びに行ったとき、

お線香が折れて、サンダル履きの裸足が火傷したのを思い出しました。

あそこのお寺の銀の巨大な仏像は
ぼくに何が言いたかったのでしょうか。


今回、私は

ただただ迷いを消し去り、正しい道をお示しくださいと、

ぎょろっとしだ目玉を見つめ返し、
普段は自分の宗教に深く入信しているのに関わらず、

ついつい乞いすがりました。


しかし神様たちは無言のまま。

ぼくたちは寺を立ち去り、

季節には早いキンモクセイの香りを感じて、


夕陽の眩しい西湖の水面に漂い、

清らかな水と爽やかな風と。



ぼくはもはや自分が抵抗出来ないことを知りました。


あれほど心に決め、
あれほど固く約束した全てが、

自分自身によって壊されていきました。


ちょうどダムの決壊みたいに、


一箇所がダメになると、


瞬く間に全てが崩れ去って行きました。



それでもぼくは、悪あがきしようと思いました。

でも、流れ去ってしまった水は戻らず、

干上がった湖の底でピチピチと無駄に跳ねている魚みたいでした。



その後はヤケクソのように物事を運びました。
意識して、そうしたのです。
顔は歪みましたが、物事は止まらなかった。

私が止めなかったからです。



上から押さえつけられると、
きつくきつくお互いが結びつきます。

でも時が経てば当然それは息苦しくなるのです。

息苦しくてもがけばもがくほど、

複雑に絡み合い、

そして、身動きがとれなくなるのです。


裏切ったのは自分ですが、

涙腺はゆるいようで、


小さい頃、従兄が場所をゆずってくれなかったからと、
がぶりと彼の胸にかぶりつき、

彼が泣き出す前に、私が泣きだしたという話を思い出しました。


ワニの涙が止まらないのはよくあることですか?
傷がないはずなのに、泣けるのが不思議です。


時が経てば傷は癒えます。
そんな時なんってくるとはとても思えないのに、

それでも来ることを信じて、


ぼくは卑怯な方法で、うまく悲しみから逃れようとしています。



何もする気力がないまま、

夏の終わりの、湿っぽい風の吹く、夜。

はるか遠くの雲の中で光る稲妻は、

ゴロゴロと鳴ることをしません。
  1. 2012/09/08(土) 20:17:32|
  2. 日常。
  3. | コメント:2

コメント

っるっせー

ばーかばーか
  1. 2012/09/08(土) 21:05:19 |
  2. URL |
  3. ann #4jeLTJQM
  4. [ 編集]

初めてコメントさせてもらいます、

あなたと過ごせた時間は、
一瞬一瞬がかけがえのないものでした。

ただあなたを幸せにしたい、
その一心だったのですが、
それが逆にあなたをここまで追いつめてしまいました。

あなたに卑怯な方法を取らせてしまったのは、
私の責任です。
だからどうかそこは自分を責めないでください。

歩む道が違っても
あなたがこれからも幸せでいてくれることを
心から願っています。
  1. 2012/09/08(土) 21:03:49 |
  2. URL |
  3. sou #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。